安全な無添加口紅のおすすめはこれ!リップもグロスも天然成分で
無添加で安心、自然由来成分を中心に作られている口紅をご紹介します。
唇の皮むけや荒れが悩みで、今までリップメイクをあきらめていた方の多くが「これなら使える!」と実感しているものを集めています。
このリップで我慢していたメイクを楽しみましょう♪
Contents
安全な無添加口紅&グロス 敏感肌でも唇が荒れにくい
【ちょうどよい色づき】24hコスメ ミネラルスティックカラー
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安心感と保湿力の24hのカラーリップ。
天然オイルで作られていますので一般的な口紅に比べると硬く感じますが、自然ななめらか感がある使い心地です。
色付きも一般的な化学成分たっぷりの口紅に比べると薄づきですが、重ね塗りが自然にできるため塗り方で色みの調整がききます。
自然派口紅としてはダマになりにくいです。
流行の赤はセミマットで濃すぎず、ちょうどいいカラーが出るので個人的に気に入っています。
アムリターラ ローズアミュレットルージュ
安全性の高いオーガニックコスメとして人気のアムリターラのナチュラルリップです。
タール色素など石油系の化学成分を使わず、オーガニック栽培の国産ローズを原料に作られています。
アルガンオイルやオリーブスクワランなどの天然植物オイルが配合されていて、やさしく乾燥から保護してくれます。
発色はとてもナチュラル。唇の血色をよく見せてくれるようなニュアンスです。
ロゴナ リップスティック
天然成分を中心に作られているオーガニックカラーリップ。
天然石のパウダーでラメとは一味違う独特のきらめきを出しています。
垢抜け感のある発色ですので無添加でもお洒落が楽しめる口紅です。
ラヴェーラ(lavera)リップスティック
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天然成分で色づけされた口紅です。
高い保湿力がありながら、発色はあざやか。
人気のくすみ系、マット系、定番のピンク系などカラーもそろっています。
塗り心地からやわらかく、唇が守られているような感じがあります。
オーガニックのオイル独特のマイルドさが、お洒落しながら唇を大切にしている気分にさせてくれます。
プチプラでコスパのいいオーガニックリップです。
【うるおい重視】トゥヴェール ミネラルルージュ
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トゥヴェールミネラルルージュは乾燥しがちな冬の唇におすすめ。
天然のトリートメントオイルで荒れがちな唇を乾燥から保護します。
オイルで自然なツヤも出ます。マットが流行の最近ですが、唇の縦ジワが気になる方はツヤを重視したほうがシワが目立ちにくくていいですよ。
■口コミ■
“普通の口紅だと荒れてしまうけど何もつけないわけにはいかず…。これにしてみたところ荒れなくて助かっています。”
“しっとりしたテクスチャーで潤います。グロスみたいなツヤが出ます。色づきは薄めですが自然な感じでこれはこれでいい感じ。”
“敏感肌で他社の口紅はだめでしたがこれだと大丈夫でした。色は薄いですがナチュラルメイクにはこれで十分です。”
【発色がいい】アイリップ ヴィヴェンテ
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発色のよさと流行に合ったカラバリがうれしい天然成分のカラーリップ。
鉱物油、紫外線吸収剤、石油系界面活性剤、合成香料、タール系色素、合成着色料、シリコン、パラベン、ナノ粒子フリー。
安心成分で石鹸でオフできるやさしさながら、イマ風メイクに使える新登場のリップです。
【カラバリ豊富】ズイ オーガニック フローラ リップスティック
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オーストラリア発の食品グレード級のオーガニック素材を使用しているZuiiのリップスティック。
クリーミーな発色のフローラルカラーで肌に合う色が選びやすいラインナップです。
成分にこだわったナチュラルコスメながら、独自の製法で今までにない色持ちのよさを実現しています。
ロゴナ リップスティック・ウッド デュオ
ペンシルタイプのリップカラーです。
ナチュラル系としては発色がよく、カラーも豊富で使いやすいです。
ペンシルだけにツヤ感、うるおい感は不足ぎみ。
リップクリームやグロスでおぎなうのがおすすめです。
やわらかめで塗りやすいですが、暑い季節は涼しい場所に保管しておかないと溶けるので注意しましょう。
アクア・アクア オーガニックシアーグロス
敏感肌でも唇が荒れない、たっぷりつけてもベタつきにくいオーガニックグロスです。
軽いつけごこちで、潤いはしっかり守ります。
普通のリップグロスと比べると落ちやすいですが、オーガニック成分のものなので安心してたっぷりと塗り直すことができます。
ピンク系の可愛いカラーがそろっています。
実際の発色は写真よりもやや落ち着いていて、自然なツヤ感です。
皮がむけやすい敏感肌の方でも、可愛くてぷるんとした唇をつくることができます♪
ロゴナ リップグロス
パール感のあるナチュラルグロス。かさねてツヤ感を出す、単体でプルプル感のある唇を演出する、2通りの使い方ができて便利です。
無添加口紅を使う前に知っておきたい注意点
色づきは比較的薄い
普通のカラーリップに比べると発色が薄いです。
口コミでは「発色がいい」「色が薄い」というように正反対のレビューが書かれるのがナチュラルリップの宿命ですが、その理由は何なのでしょうか。
発色がいいと感じるのは、いままで色々な無添加口紅を試してきた方の意見が多いようです。
皮むけや荒れがひどく様々なものを試してきた方は、最近のいいものに出合えると色づきがいいと感じます。
一方、色づきが薄いと感じている方は、いままでタール色素など合成着色料で色づけされた一般的な口紅を使ってきた方でしょう。
石油系成分で調色されたものに比べれば、自然由来成分で作られたカラーリップは色づきが薄く感じるはずです。
落ちやすい
無添加口紅は落ちやすいです。
落ちやすいからこそ、安全なのです。
一般的な口紅の落ちにくさは合成ポリマーなど害があると言われている成分で実現しているものです。
自然な成分のリップは落ちやすいものですが、その分、何度塗り直しても負担がありません。
温めないと硬い
自然の植物性油脂で作られている口紅やリップクリームは、冷えると固まります。
それが本来の油脂の特徴で、冷えても固まらない石油系合成成分のほうが不自然なのです。
普通の商品の感覚で使うと冬場などは硬くて塗りづらく感じると思います。
手の中で温めたり、体温が伝わるポケットに入れておくなど、油脂ののびがよくなる温度で使いましょう。
容器に戻らない
植物油脂はやわらかいため、本当に自然な成分で作られているものほど一度容器から繰り出したら回しても戻りません。
不自然に固められた一般的なリップに慣れているとついついクセでたくさん出してしまいますね。
使う分だけ出すようにしましょう。
安心して使えたリップクリーム
ここからは、オーガニックで質のいいオイルを主成分にしている無添加で安全なリップクリームをご紹介していきます。
色つきリップやヒマシ油不使用のもの、ミツロウフリーのものなど、気になる成分や目的ごとにまとめています。
皮剥けが気になる方、乾燥による唇の縦ジワをケアしたい方、できるだけ合成成分を口に入れたくない方が安心して使えるものを選びました。
ロゴナ リップクリーム キャレンデュラ
皮脂となじみのいいホホバオイルなどの天然オイルで保護しながら、ガサガサをぷるぷるにする唇本来の力を引き出すキャレンデュラエキスでケアできる人気のリップクリームです。
トレンドホリック オーガニックリップ
伸びのいいオーガニックオイルで作られているリップクリーム。
オレンジオイルとレモン果皮オイルで柑橘系の清潔感ある香り。
ほどよくツヤが出るタイプです。
乾燥による唇の割れや皮むけが気になる方が使ってよかったという口コミが多数。
成分が100%自然成分というだけでなく、日本製の安心感があります。
★トレンドホリック オーガニックリップクリームの成分★
オリーブ油 / ヒマシ油 / ミツロウ / ヒマワリ種子油 / マンダリンオレンジ果皮油 / オレンジ油 / レモン果皮油 / カルナウバロウ / トコフェロール
ララハニー Bee'sリップクリーム
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オリーブオイル、ミツロウ、ホホバオイル、レモン果皮油だけで作られている国産リップです。
保湿力がありながらベタつき感が抑えられていて使いやすいです。
ドクターハウシュカ リップケアスティック
自然由来成分100%でSPF3程度のUVカット効果もあるドクターハウシュカのリップ。
「今日の唇、やばい!」というときに一本持っていると安心できます。
★成分★
ヒマシ油、カニナバラ果実エキス、ホホバ種子油、ラノリン、ミツロウ、ニンジン根エキス、シア脂、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ダマスクバラ花エキス、アーモンド油、セタノール、アンチリスブルネラリアエキス、アンズ核油、水添ホホバ油、レシチン、ダマスクバラ花ロウ、香料(自然由来)
パックスナチュロン リップクリーム
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無添加のせっけんやシャンプーでおなじみ、パックスナチュロンのリップクリームです。
ヒマワリオイルを中心に、シアバターなどを配合してナチュラル成分で仕上げています。
成分の安心感があるパックスナチュロンですが、買えるお店が多いのも助かる優良メーカーです。
大きめのドラッグストアやナチュラルコスメを扱っているお店にはよく置いてあります。
★パックスナチュロンリップクリームの成分★
ハイブリッドヒマワリ油、ミツロウ、ヒマシ油、シア脂、カルナウバロウ、アニス油、ユーカリ油、トコフェロール(天然ビタミンE)
アルテ 紫草リップクリーム
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唇本来の艶やかな色をたもつ成分、紫草(シコン)配合のリップクリーム。
筆者は冬場の乾燥による皮むけ対策にいつも持ち歩いています。
一応色なしリップの分類ですが、ナチュラルメイクのときはなんとなくツヤ感が出て血色がよくなればこれだけでいいかな? という感じです。
カラーリップを塗るときは下地にこれを塗っておくと唇荒れがましになります。
全成分:
ヒマシ油、 ゴマ油、 ミツロウ、 キャンデリラロウ、 シア脂 、カルナウバロウ、 ムラサキ根エキス、 ガリカバラ花エキス、 トウキエキス、 ローズマリーエキス、 カミツレエキス、 ホホバ種子油、 トコフェロール
キヌージョシアバター(100%シアバター)
リップクリームとして使える100%シアバターです。
キヌージョはハンドメイドのコールドプロセスで科学的な処理をせずに抽出された本当にナチュラルなシアバターです。
リップとしてシアバターそのものを使いたい方におすすめです。
唇のケアだけでなく、手指や髪の保湿など全身に使えます。
シアバターには皮膚の再生をサポートしてくれると言われる成分など、美容にうれしい栄養が含まれていますが、未精製のシアバターはより栄養豊富です。
塗った上からラップをつけて唇パックとして使うこともできます。
口紅下地として、また口紅の上からつければクリアグロスにもなります。
安全な色つきリップ
ルバンシュ ベジタブルカラーリップUV【食用成分100%】
食用成分100%にこだわって作られているカラーリップです。
食品にも使われるベニバナなどの天然色素でナチュラルに発色。
実際に塗るとほんのり色づきます。血色のいい唇に見せたい程度ならこれで十分です。
UVカット機能もあるので透明リップだけでは唇の日焼けが気になるという方にも。
ムクティ ルーパルージュ
紫根(ラタンジョット)という植物で色みを出しているカラーリップ。
就寝時にも安心してつけられる無添加色つきリップです。
唇の血色がよく見える自然な色づき。重ねて塗ることで色みを調整できます。
ただ、普通の口紅やグロスの代わりになるほどの発色のよさはありません。カラー付きリップクリームとして使うのにちょうどいいくらいのお色です。
着色料が原因で唇のがさつきや皮向けが起こりやすい方が紫根で色を出す色つきリップに変えたところ、唇荒れがおさまったという口コミが多数。
★ムクティ ルーパルージュの成分★
ヒマシ油 / ミツロウ / ゴマ油 / シコンエキス / ハッカ(ペパーミント)油 / ティーツリー油
MOONSOAP(ムーンソープ)ボタニカルリップバーム(ピンクペッパー)
唇の血色をよくしてほんのり紫根で色付けるムーンソープのボタニカルリップバーム(ピンクペッパー)。
自然な色つきリップに欠かせない成分「紫根(シコン)」はナチュラルに色づけするだけでなく保湿力があり、乾燥によるひび割れやガサガサに荒れるのをふせいでくれます。
さらにシコンには紫外線から唇を守ってくれる働きも。安全な成分で美容面でも納得なカラーリップを実現してくれる成分なのです。
ムーンソープのボタニカルリップバームに使用されている紫根はひまし油とマカデミアナッツ油に3週間以上つけ込んで抽出されている独自の製法。保湿力を高めています。
★ボタニカルリップバーム(ピンクペッパー)の成分
ヒマシ油、マカデミア種子油、ミツロウ(ニホンミツバチ)、カカオ脂、ハチミツ(ニホンミツバチ)、シコンエキス、ニオイテンジクアオイ油(ローズゼラニウム精油)、サンショウモドキ果実油(ピンクペッパー精油★
無添加の色つきリップは色にバラつきがある
植物系の天然成分だけで作られた色つきリップは商品のロットによって色みに多少のバラつきがあります。
色みを出している原料の紫根やミツロウの色がとれる季節によって変わるからです。
重ね塗りで色みを調節したり、季節ごとの微妙な色みの変化を楽しんで使ってみましょう。
対して、鉱物系のミネラル成分(酸化チタン、マイカ、酸化鉄)で色みをつけているリップは植物系の天然成分だけで作られたものに比べてロットごとの色合いが安定しています。
ミネラル成分で唇が荒れないという方で、発色の美しさをより重視したいという場合はミネラル成分で着色しているものも使い分け用として持っていると口元のお洒落の幅がひろがるはず♪
ひまし油不使用のリップクリーム
ココウェル オーガニックココリップ
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オーガニックバージンココナッツオイルをメインに自然由来成分だけで作られている保湿力の高いリップ。ヒマシ油不使用。
ココナッツオイルの保湿力さることながら、天然精油の甘い香りが魅力です。
唇の皮剥けが気になっていた方がこのリップに変えたところおさまったと評判のリップです。
しかし、ココナッツオイルは低温だと硬くなりやすいので、冷えて硬くなったまま塗り込んでしまうと唇に刺激を与えてしまいます。寒い季節はポケットなどで適度に温めてやわらかくして塗るとのびもよく、より低刺激に♪
★ココウェル オーガニックココルップ★
ヤシ油(バージンココナッツオイル)、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、香料(ココナッツはココナッツ精油、ジューシーパイナップルはパイナップル精油、クイーンサンパギータはサンパギータ精油、フレッシュレモングラスはレモングラス精油、テイスティマンゴーはマンゴー果肉抽出精油)、トコフェロール(大豆由来ビタミンE)
ドクターブロナー オーガニックリップバーム
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マジックソープでおなじみのドクターブロナーの無添加リップクリーム。
低刺激で保湿力も高いアボカドオイルを主成分に、伸びのいいホホバシードオイル、ヘンプオイルにミツロウを加えて作られた口に入っても安心な無添加オーガニックリップです。
ホホバオイルにはナチュラルな紫外線対策効果も。
ひまし油不使用で天然成分のみで作られた信頼感のある安全リップです。
★ドクターブロナー オーガニックリップバームの成分★
アボカド油、ミツロウ、ホホバ種子油、アサ種子油、ビタミンE
アムリターラ フルーツエナジーリップクリーム(プルーン)
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食品レベルでコスメの原料、製法にこだわるオーガニックブランド、アムリターラのリップクリーム。
口に入っても安心な植物オイルは保湿力にも優れています。
2種類ありますが、プルーンがおすすめ。
プルーンはヒマシ油不使用です。カスターオイル配合だと皮むけや荒れが気になるという方でも使えます。アマナツのほうはヒマシ油が使用されていますのでご注意ください。
香料に精油を使っていないので、植物の精油が苦手という方も安心です。
★アムリターラ フルーツエナジーリップ(プルーン)の成分★
プルーン種子油、ミツロウ、シア脂、スクワラン、ホホバ種子油、ヨーロッパキイチゴ種子油、シコンエキス、パーム油
ミツロウフリーのリップクリーム
ロゴナ ディープモイスチャーリップクリーム<ヒアルロン>
ロゴナのディープモイスチャーリップクリーム<ヒアルロン>はミツロウフリー。
ホホバオイル、カカオバター、シアバターなどのびのいいオーガニックオイルにヒアルロン酸を配合して保湿力を高めています。
乾燥による唇の縦ジワの目立ちが気になる方に。
こちらのリップクリームに配合されている「アラリアエスクレンタ」は褐藻という海藻のエキス。このアラリアエスクレンタはエイジングケアのための美容成分として注目されています。唇の潤いを守るはたらきと紫外線対策効果で、乾燥による唇の縦ジワが気になる方にうれしい成分です。
★ロゴナ ディープモイスチャーリップクリーム<ヒアルロン>の成分★
ヒマシ油*、ウルシ果皮ロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、ホホバ種子油*、カルナウバロウ*、カカオ脂*、シア脂*、アーモンド油*、リノール酸、トリカプリリン、水添ココグリセリル、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-3、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、アラリアエスクレンタエキス、ヒアルロン酸Na、トリオレイン、ヒマワリ種子油*、トコフェロール、リノレン酸、香料
安全なリップの選び方
リップクリームの荒れる成分、危険な成分
・鉱物油
鉱物油はプラスチックなどの石油製品製造時に出る廃油を精製した油。油膜をしっかり張るので落ちにくいリップができる。落とすとき唇が荒れる原因に。
最近の鉱物油は純度が高く安全だと言われていますが、石油系成分を口に入れることに抵抗感がある人も。
ミネラルオイル、パラフィン、流動パラフィン、ワセリンなどと表記されています。
・タール色素
一般的な色つきリップに使われるタール色素は石油系の成分です。唇の荒れや乾燥、色素沈着の原因となる可能性があります。またアレルギーやがんの原因になるのではないかという指摘もあります。
赤色○号、黄色○号などと表記されている成分です。
・紫外線吸収剤
唇が荒れる原因となるUVカット成分が紫外線吸収剤。紫外線吸収剤は紫外線があたると化学変化を起こし、熱エネルギーを発生させます。この化学変化と熱の発生は唇の乾燥を引き起こし、荒れ、皮むけ、色素沈着、しわしわになるなど様々な悪影響をおよぼします。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ウロカニン酸エチル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ベンゾフェノン、オキシベンゾンなどが紫外線吸収剤です。
紫外線吸収剤不使用でもシアバターなどの天然成分でUVカット機能をもたせたリップクリームがあります。
・合成ポリマー
合成ポリマーを使っていると落ちにくくなります。乾燥の原因となるだけでなく、落としにくいので唇の荒れや擦ることで色素沈着の原因に。
ポリエチレン、水添ポリイソブテンなど。ほとんどビニールですね。
・パラベン
パラベンは防腐剤です。石油由来成分です。刺激が強く、唇が敏感肌の方ですと荒れる原因になります。低刺激のリップを求めている方は避けたい成分です。
メチルパラベン、プロピルパラベンなど。
・合成界面活性剤
合成界面活性剤は成分を混ぜ合わせるために使われています。石油由来成分です。水と油を混ぜる界面活性剤は、唇の薄い皮膚に無理やり油分を浸透させてしまいます。塗った瞬間は使用感がよくても使い続けることで唇の皮膚が弱くなり、皮むけや乾燥、色素沈着しやすくなってきます。
ジイソステアリン酸、ステアリン酸TEA、ラウリル硫酸Naなどなど、さまざまな種類の合成界面活性剤があります。
・酸化防止剤
科学的に合成された酸化防止剤は刺激が強く、アレルギー反応が出る人もいます。もともと工業用に開発された酸化防止剤がリップクリームに使われていることもあります。皮膚につけるだけでなく口に入るリップクリームに使うものとして毒性は無視できません。
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)など。
・アルコール
エタノールなどのアルコールが唇の皮膚の乾燥を引き起こし、荒れる原因になります。
お酒を飲むと唇が荒れる人は要注意です。
一般的な化粧品に使われているのは科学的に生成されたエタノールですが、オーガニックの化粧品には植物由来のエタノールが使われることもあります。植物性由来アルコールは比較的刺激が少ないと言われていますが、アルコールですので揮発性があり、皮膚の乾燥の原因にはなるでしょう。
・ヒマシ油
ヒマシ油は唇が荒れる原因になります。かぶれたりブツブツができる人もいます。ヒマシ油がアレルギーを引き起こすことがあるからです。
リップクリームを塗っているのに唇が乾燥してカサカサになったり、皮がめくれたりする原因が実はヒマシ油だったということがよくあります。
一見よさそうな天然成分ですが、体質によって合わない人がいます。
ひまし油は英語名でキャスターオイル、カスターオイルと表記されていることもあります。
・ミツロウ、ラノリン
ミツロウやラノリンといった天然成分も唇の荒れの原因となることがあります。これらの成分にアレルギー反応が出てしまう人の場合です。
どちらも自然派リップの主成分として使われていることが多いのでアレルギー体質の人は注意が必要です。
ミツロウはミツバチが巣を固めるために分泌する物質、ラノリンは羊などの皮脂腺から分泌される物質です。
リップが合わないときの症状
リップが合わないときの症状は、皮がむける、乾燥してガサガサになる、ひび割れ、切れて出血など。ブツブツができたり、腫れてしまうこともあります。
第一に考えられるのはアレルギー反応です。ヒマシ油のアレルギーが多く、ミツロウにアレルギーがある人もいます。
この場合はリップクリームを変えてみたり使用を中止することで原因を特定できます。
次に考えられるのは、石油系の合成成分や紫外線吸収剤、合成ポリマーといった刺激が強い成分の継続使用で唇の皮膚にダメージが蓄積している場合です。
化学成分は使用感をマイルドにするために使われていることも多く、つけた瞬間はしっとりなめらかに感じても、続けて使うことで皮膚本来の皮脂分泌能力を弱め、水分保持機能を奪ってしまうことも。
またパラベンなど殺菌力が強すぎる保存料が皮膚の常在菌を死滅させてしまい唇荒れの原因になるということも考えられます。
荒れないリップを選ぶには
・鉱物油(ミネラルオイル)より植物オイル
・タール色素不使用
・紫外線吸収剤不使用
・合成ポリマー不使用
・パラベン不使用
・合成界面化製剤不使用
・合成酸化防止剤不使用
・エタノール不使用
・(合わない場合)ヒマシ油、ミツロウ不使用
これらの条件を満たすリップクリームやリップバームは安全なリップクリームと言えるでしょう。
唇が荒れない本当に安心して使えるリップを見つけましょう。
はちみつやオリーブオイルを塗るなど民間療法的なリップ代わりの唇保湿法を試したり、手作り化粧品にトライするというのもおすすめです♪