無添加・オーガニック日焼け止めのおすすめはこれ
ナチュラルコスメ派にとって日焼け止めは悩みどころですね。
紫外線は肌荒れやシミ、シワ、たるみなど老化を引き起こす最大の敵。
でも、日焼け止め自体が肌の負担になってしまってゴワゴワ、ガサガサになったり、敏感肌の人だとお肌が日焼け止めに負けて炎症を起こしてしまうことも。
赤ちゃんに安心して使えるサンスクリーンをお探しの方もいるかと思います。
そんな悩みのアンサーとなる無添加&オーガニックのおすすめ日焼け止めをご紹介します。
Contents
パーフェクトポーション アウトドアサンスクリーン SPF50 PA+++
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無添加日焼け止めではめずらしいしっかりUVカットのサンスクリーン。
高いUVカット率を実現していますが、もちろん紫外線吸収剤不使用。
活性酸素を発生させにくく皮膚に安全な「非ナノ化紫外線散乱剤」でUVを反射しています。
ウォータープルーフなので汗や水で落ちにくく実用的な日焼け止めです。
それでいて石鹸で落とせるのでオフのときのお肌の負担も最小限に抑えられます。
生後1歳以上から使える赤ちゃん用日焼け止めとしても○。
ホルモンバランスの変化で敏感肌になりやすい妊婦さんも安心して使えます。
ナチュラル系の日焼け止めのネックは使用感。紫外線散乱剤特有のざらつきなどが問題になりがちです。
しかしこの日焼け止めは天然成分100パーセントながら伸びがよく、重さも感じないのでおすすめです。
使用している油の質の良さなのでしょうか、酸化チタンや酸化亜鉛特有のもったり感を感じないなめらかな使用感になっています。
ソレオ オーガニックス サンスクリーン
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ソレオオーガニックスのオールナチュラルサンスクリーンはSPFが30+とやや低め。
しかし、100%天然由来成分でオーガニック成分使用のため質が高い日焼け止めです。
保湿力が高いオーガニックオイルをベースに作られているので室内用の日焼け止めに最適だと思います。
使用感ですが、14種類のオイルを使っているので少々オイリー感があります。その分保湿力が高くなっています。
白浮きはしにくい配合になっています。
石鹸で落とせるのでオフするときのお肌の負担も心配ありません。
室内でも日焼け止めをしっかりつけたいけど、お肌へのケミカルなダメージが気になってしまう人に最適なノンケミカルオーガニック日焼け止めです。
QUON(クオン) イミュナイザー UVセラム
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こちらは日焼け止めというより保湿力を重視したUV美容液。
SPF15、PA++相当ですので、紫外線対策として単体で使うには弱いです。
天然成分100%でノンケミカル。化粧水、乳液、美容液のオールインワンとして使えます。
夏場シャワーをよく浴びる人はシャワー後のボディ用として使えば自然にUV対策ができていいのではないでしょうか。
紫外線散乱剤として酸化チタンが使われています。なので多少白浮きします。
自然由来のアルコール(エタノール)が入っています。
安全な日焼け止め選びのポイント「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の違いって?
日焼け止めのUVカットの強さを決めているのが「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」です。
高いSPFの日焼け止めにはこのどちらかが使われています。
無添加で安全なもの選びたい場合は紫外線吸収剤入りのものを避けて、紫外線散乱剤でUVカット度を高めているものがおすすめです。
紫外線吸収剤とは
紫外線吸収剤は科学的にUVをカットする成分です。
その名の通り、陽射しを浴びたときに紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変換することで紫外線が皮膚の内部に到達することを防ぎます。
紫外線をエネルギーに変換するときには化学変化を起こしているわけです。
このときお肌の表面で活性酸素を発生させます。
活性酸素は皮膚を酸化させる物質ですので、乾燥やシワ、たるみなど老化の原因となります。
また熱変換は乾燥を引き起こす原因になります。
紫外線吸収剤は光を浴びて化学変化するとUVカット力が弱まっていきます。
なので塗り直してはまた皮膚の上で化学反応を起こす…ということを繰り返すことになるのです。
使用感がよく、また高いUV-A(皮膚の奥まで入って老化の原因となる)カットを実現するのに有効な素材ではあるので、海に行くなど強力な紫外線を浴びるシーンでは吸収剤入りの日焼け止めが必要になることもあるかもしれませんね。
紫外線散乱剤とは
紫外線散乱剤は、お肌の上に微細な鏡をちりばめたようなものだとイメージできます。光を反射することで紫外線がお肌に届くのを防ぎます。
いわゆるノンケミカルの日焼け止めはこの紫外線散乱剤が使われています。
ノンケミカルという表記のとおり、科学的な成分ではなくミネラル成分です。化学変化によるお肌への負担がありません。
吸収剤が化学変化によって紫外線をカットしているのにたいして、散乱剤は反射によって紫外線を防いでいます。ということは、吸収剤とは違い効果の減退は少なく長持ちするという特徴があります。
また光そのものを反射して防ぎますので、UV-A、B両方に対してブロック効果を発揮します。
紫外線散乱剤が一般的な市販の日焼け止めであまり使用されないのはこの成分が「白浮き」しやすいためです。
サンスクリーンに多くの人が求めるのが「白くならない」ことですから、散乱剤が避けられるのも仕方がないことかもしれません。
散乱剤にはニ酸化チタンや酸化亜鉛が使われます。手づくり化粧品ではお馴染みの成分ですね。
このニ酸化チタンと酸化亜鉛は紫外線が当たると活性酸素が発生し、皮膚の乾燥や老化を引き起こす原因になります。
この活性酸素によるお肌への害を防ぐために、紫外線散乱剤(酸化チタンと酸化亜鉛)は「コーティング」された状態で使用されていることが重要です。
成分表示に「ステアリン酸」や「シリカ」の表示があれば、これらはコーティング剤として使われている可能性が高いでしょう。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
化粧品に使われる酸化チタンの毒性
化粧品に使われる酸化亜鉛の毒性