ファンデーションはなぜ有害?一般的なファンデの有害成分とは?
ファンデーションで隠してもその下では…
ファンデーションの害というと毛穴がつまって皮膚呼吸ができなくなるということがまず思いつきます。
実際、油で毛穴をふさいで皮膚呼吸を止めてしまうのは良くありません。
しかし、一般的なファンデーションの危険性はそれだけではありません。
化学薬品。
石油から作られた成分。
そういった有害な成分が、気づかないうちにあなたのメイクの下で肌を荒れさせ、シミやシワ、乾燥、吹き出物の原因を作っているかもしれません。
さらに皮膚細胞を酸化させて、老化の原因となってしまうことも…。
発がん性が指摘されている成分も市販のファンデでは使われています。
ちゃんとクレンジングしているから大丈夫…と思うのは危険です。
皮膚から入った毒性成分は体のなかに蓄積されやすいのです。
肌に、体に、悪影響のもとが知らずしらずのうちにたまってしまいます。
その結果が分かるのは、1年後、2年後、あるいは10年後かもしれません。
皮膚から毒素を吸収する危険性は軽視できません。
分かりやすいのが、ニコチンパッチ。
たばこの代わりに肌に貼りつけてニコチンを吸収するというものです。
ばんそうこうのようなものを1枚皮膚に貼るだけで、1mmのたばこでいえば15本分もニコチンを血液に吸収させることができるものもあります。
きれいな自分を演出するためにファンデを塗っていたのに、実はその下ではどんどん汚い自分をつくっている…
まるで楽しく遊んだあとに玉手箱をあけたら老化した浦島太郎のようですね。
一般的に売られているファンデーションは乙姫の玉手箱のようなものです。
ファンデーションに使われる危険な成分
油
ファンデーションといえば油です。
ファンデは油の練り物みたいなものですね。
危険なのは鉱物油。
「ミネラルオイル」と書いてあるとなんとなくナチュラルな気がしてしまいますが、石油から作られた油ということです。
さらに詳しくいえば、石油からプラスチックなどを作ったときの廃油を再利用したものです。
パラフィン、セレシン、ワセリンなどは石油から作られています。
油はシミ、シワ、たるみの原因になります。
酸化することで老化の原因になります。
落とすためにクレンジングオイルを使えば、乾燥につながります。
質の悪い鉱物油は色素沈着を起こすことにも。
合成界面活性剤
ファンデとはいわば油の練り物。
そこで合成界面活性剤が使われます。
活性剤は水分と油を混ぜ合わせるためのものです。
合成界面活性剤は石油から作られているものがよく使われています。
これは肌のバリア機能をこわしてしまいます。
乾燥や炎症、シワやシミの原因になります。色素沈着、老化を引き起こす原因にもなり得ます。
その害は肌だけにとどまりません。
皮膚から吸収された毒素は体内に蓄積されます。
さきほどのニコチンパッチの例を思い出してもらえれば、皮膚から化学物質を吸収する危険性が想像できるかと思います。
ラウリル酸硫酸ナトリウムだとかポリエチレングリコール(PEG-4)と表記されているのが合成界面活性剤です。
合成着色料
ファンデーションとはお肌に色をつけるもの。
お肌に色をつけるために、合成着色料が使われます。
赤色何号だとか青色何号というのが合成着色料です。
これらはタールが原料の色素です。
石油系成分ということです。
防腐剤
多くの市販のファンデーションは品質保持のために防腐剤を添加しています。
よく使われる防腐剤がパラベンです。
このパラベン。何かといえば石油から作られた成分です。
また石油…そろそろあなたも、ファンデというのは顔に石油を塗りたくってるようなものだという気がしてきたのではないでしょうか?
内部リンク:石油系成分の害
某有名チェーンのハンバーガーが防腐剤のために6年放置しても腐らなかったという話がありましたね。
食品の防腐剤と化粧品の防腐剤は違いますが、肌につけるものも口に入れるものと同じくらい気を使いたいものです。
経口摂取よりも皮下吸収のほうが毒素は体内に蓄積されやすいと言われています。
酸化防止剤
酸化防止剤は防腐剤と同じくファンデーションの品質保持が目的で使われます。
大量生産で商品として流通させるためには、なるべく長く品質を保持する必要があるからです。
ファンデーションによく使われる酸化防止剤にはBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)やBHA(ジブチルヒドロキシアニソール)があります。
これらの成分は発がん性がうたがわれています。
カバー力が強いファンデを使う→肌が荒れる→さらに強いものを使う…
言ってしまえば、天然志向ではない一般的なファンデーションは石油の廃油を練り合わせたようなものです。
石油をゴクンと飲み干すことを想像してみてください。
たとえごく少量でも嫌ですよね。
石油系成分で作られたファンデをお肌につけるということも、似たようなことかもしれません。
でも、女性にとってお化粧はかかせません。
きれいに見せる必要がありますよね。
カバー力があって伸びがよくて、発色がいいものを使いたい。
おそろしいのは、表面的にきれいに見せても、内側でお肌がどんどん汚くなっていってしまうことです。
肌荒れ。乾燥。シワ。シミ。たるみ。そして老化…。
隠しながらどんどん進行して、1年、2年、そして10年と、どんどん毒素が蓄積されていく。
そして、もう取り戻せない本来の美しさ…。
大切なのは、いつ気づくか、ということです。
化粧品メーカーは必ず「安心です」と言います。「安全です」とは言いません。
化粧品メーカーからの広告費で成り立っているメディアは、宣伝に有利な情報だけをどこかから持って気ます。
自分で気づくしかありません。
かといって、すっぴんで街を歩くような女性になるのは素敵ではないですよね。
本当に安全なファンデーションを選びながら、今日の美容を楽しむ。
そして、歳を重ねるごとに本当の美しさが内側からかがやきだす…。
そういう、今日のきれいと未来のきれいを両立できるようなコスメの選び方ができると、素敵な大人の女性という感じがします。